木のおもちゃ がりとん > 木のおもちゃ > 工芸品 > オーバーアマガウのハンペルマン
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木のおもちゃ がりとん > 木のおもちゃ > 工芸品 > オーバーアマガウのハンペルマン
オーバーアマガウは建物外壁のフレスコ画や10年に一度開催されるキリスト受難劇で有名な町ですが、実は木彫製品の歴史もたいへん古く、その起源は15世紀にまでさかのぼります。当初は夜間や長い冬の間の副業として行われていたものがいつごろからか本業としておこなわれるようになり、その製品は宗教的な彫刻だけでなく、実用的な日用品、木製玩具などにもおよびました。そして、それらの玩具の中心的な存在はハンペルマンで、オーバーアマガウではその製法が鉈だけを用いて形をつくるという他とは異なる独特なものでした。風刺の効いたそのハンペルマンは18〜19世紀にかけて流行しましたが、他のおもちゃとの競争に敗れ、その生産にピリオドが打たれることになりました。
そして、100年後の1980年代初めになり、オーバーアマガウの歴史と木彫に興味を持った Karl Braun ・ Klaus Vogt ・ Markus Wagner の3人は、そのハンペルマンが多数コレクションされている博物館に足繁く通い、その複製をつくることにより、失われた技術・素材・道具などを復活させました。現在はBraun、Vogt両氏は引退し、Wagner氏ひとりが制作を続けています。
このハンペルマンは鉈を用いてそれぞれのパーツをつくります。板を裂くようにつくったパーツは一つとして同じ仕上がりにはならず、それが一つ一つの作品に独特の味わいを持たせています。また、『Fassmalerei』という、これもまたオーバーアマガウ独特の手法である塗装が施されています。その塗料の配合は秘密なのだとか。