円錐を水平に切った形のパーツが大・小各4つと、端にリングとスティックの取り付けられた紐1本の9点からなります。パーツを立てるとそれぞれ水平に穴が貫通しており、また、大きいほうのパーツには小さいほうのパーツがすっぽり収まります。
子どもがおもちゃを引っ張っている様子など具象的に表現することも可能ですし(写真1枚目)、またひも通しとして遊ぶこともできます。この場合、大きなほうのパーツを縦に通すのが最も通しやすく、次には小さなパーツの貫通穴を通すのがやさしいでしょう。大きなパーツの水平穴は2箇所の穴を通すことになるので少し難しくなり、さらに小さいパーツを大きいパーツにすっぽりはめた上でスティックを通すのはかなり難しく、少し大きくなってから。(写真2枚目)そして大きいパーツだけ、とか小さいパーツだけ、あるいは交互にと順番を決めて通しても。 また、遊びに広がりが出るようにパーツのサイズが決められていて、大きいパーツの上面(小さいほうの円)と小さいパーツの下面(大きいほうの円)はそれぞれ同じ直径になっており、これはまた リグノ 、リグノ白木の円柱と同じ直径でもあります。もちろん大小それぞれのパーツの高さ及び大きいパーツの直径は共に5cm、つまりリグノの基尺と同じで、一緒に合わせて遊ぶことが考慮されています。(写真3枚目) 配色がリグノやネフスピールのものと異なるのは、このフィデルスをデザインした Heiko Hillig/ハイコ・ヒリック 氏が「このフィデルスをデザインした2007年の配色にしたかった」と本人の談。原色だけでなくこういった中間色が小さな頃から身近にあることはきっと悪くないはず。 ●3枚目写真のリグノ白木のパーツは商品に含まれません。 ◆ハイコ・ヒリック氏略歴◆ 1971年 玩具製作で有名なドイツ・エルツ地方で生まれ、大学で遊具のデザインを学ぶ。卒業後の数年はErzi社でデザイナーとして勤務。大学在学中に製作したRainbow/アイークレインボウがNaef社にて製品化され、1997年からはNaef社のデザイナーとして、Ikamo/イカモ、Imago/イマーゴ、OP-tric/コマ・オプトリック など数々の作品をデザインする。また現代美術のアーティストとしても活躍中。
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