木のおもちゃ がりとん > がりとんの特集記事一覧 > メルクリン便利帳 > H氏がメルクリンにはまった理由〜車両の切り離しって
「がりとんさん、今更なんですけど車両をつないでいる・・・カプラーって言うんでしたっけ?連結器のことですけど、あれって接続は<がしゃーん>と車両同士を当てれば簡単につながりますでしょ?」 「そうですね。」 「じゃあ外す時って作法的にはどうなんでしょう?いつも両手でわしづかみにして<えいやっ!>で、がしゃがしゃして外しているんですけど・・・」 「わたしも別にいつもきっちりしている訳ではなく、ひねったり、がしゃがしゃしたりして外している時もあるのですけどね、一応こんな感じでっていうのはありますよ。」 「例えば、こんな感じで貨車がつながってたとしますよね?」 「真横から見るとカプラーの連結している様子がよくわかるのですが、この部分。ピロッと垂れ下がっているバーがありますよね?」 「ここを細い棒で上に押し上げてあげると、あら不思議!」 「簡単にスルッと切り離れちゃうんですよ。」 「でもこの時使用する細い棒に要注意。」 「この遊びの性質上というのか手元に精密ドライバーがあって、ついつい使っちゃうんですけどね、これって金属なので誤ってショートさせちゃう可能性もありますから樹脂製の棒とか爪楊枝とか電気を通さないもので切り離し作業を行ってくださいね。」 「以上で本日の講義はおしまーい!」 「じゃなくて、なんか楽しいものメルクリンからでていません?」 「ありますよ、ちょっと意地悪しただけです^^」 【アンカプラートラックの使い方】 「これこれ、メルクリンの品番で24997 アンカプラートラックっていいます。」 「なんですか?これ。横にスイッチがあるし、2本も線が繋がってるし、その上トラックの横に穴まであいてるし・・・」 「じゃあ、試しにそのスイッチ、カチカチしてみてくださいな。」 「おー!トラックの中央が盛り上がってきました!なんなんです???」 「もしかして、これがカプラーを切り離してくれるとか?」 「その通りです!アンカプラーですしね^^」 「これでもうガチャガチャしなくても済むし、細い棒もいらないじゃないですか。早く言ってくださいよ。」 「早速実験してみましょう。」 「盛り上がってくる位置にカプラーでつながっている部分を持ってきて・・・」 「スイッチオン!」 「がっちゃり持ち上がって垂れ下がっているバーを持ち上げるんですね!簡単に外れましたよ!」 「なんだか、とっても単純なんですけど面白いです。」 「それじゃあ今日はこれを買っていこうかな。」 「話はここまででいいですか?この配線とか気になりません?」 「もうちょっと贅沢してコントローラーで操作してみたいと思いませんか?」 「切り離れるだけですっかり満足しちゃって、つい忘れていました^^;」 「もしかしてこの前のポイントのようにカチカチと遠隔操作・・・です?」 「コントロール専用のスイッチもあるんですけどね。どうせならモバイルステーションでやってみましょうか。」 「ぜひぜひ!」 【アンカプラートラックの自動化】 「用意するものは、これ。メルクリンの品番60831 M83デコーダーです。」 「なにやらいろいろ接続できそうなソケットがついてますね。」 「この箱はポイントなど4系統の制御ができるので、このように4つの組になっています。」 「簡単に言っちゃえばポイントデコーダー4個分が一つの箱になっているのですよ。」 「ということはこのM83デコーダーにも、それらを特定するアドレスを割り振ることができるんです?」 「おっと!鋭くなってきましたね。」 「そのアドレス設定はこのディップスイッチで行うのですが、取扱説明書に設定表が入っていますので簡単に設定できます。」 「ポイントデコーダーの時と同じように2進法ですか?」 「そうです。その通り!」 「ディップスイッチは2進法で設定できるようになっていて、このM83デコーダーの場合は一つの設定で4系統を制御できますので、例えば2進法の2にした時(スイッチの2のみon)はコントローラーのアクセサリー番号5、6、7、8が制御できるようになります。」 「必ず連番なんですね?」 「一つの箱ですからね、4系統が連番であったほうがわかりやすいように思いますよ。」 「では、さっきまで楽しんでいたアンカプラートラックに繋がっていた黄色と青色のケーブルをM83デコーダーの一つ目、アドレス1に繋げてみましょう。」 「黄色のケーブルは3個1組で並んだ端子の真ん中に接続します。」 「青色のケーブルはさっき接続した黄色のケーブルの両サイドのどちらかの端子に接続します。」 「これでアンカプラートラックとM83デコーダーの接続は完了。」 「続きましてM83デコーダーの電源確保です。」 「このM83デコーダーの一番右隅に2個1組になった端子がありますよね?」 「はいはい。」 「この端子から近くのトラック裏側のB線とO線に接続します。」 「B線とO線、どっちが赤でどっちが茶でしたっけ?」 「あまり使わない作業なので忘れちゃいますよね^^」 「B線が赤でO線が茶です。」 「こんな感じで大丈夫ですか?」 「ばっちりです。」 「これで配線はすべて終了です。」 「今回は配線も簡単でした^^」 「慣れてきたからだと思いますよ。」 「じゃあ、さっそくテストしてみましょう!」 「モバイルステーションのアクセサリー画面で、1番のボタンをON!」 「おーっ!これは感動です。ガチャッと上がりましたよ!」 「ほら、この方が便利でしょ?」 「ひとつ質問なんですが・・・」 「なんでしょ?」 「さっき青のケーブルはどちらかひとつにってことでしたけど、もう片方は使用できないんですか?」 「よいところに気が付きましたね。」 「実はそれぞれに信号を送ることができるんです。」 「ということは、アンカプラートラックの場合だと4系統持っているM83の1系統で2個、M83全てだと合計8個のアンカプラートラックを制御できるということですか?」 「そうです、そうです。大正解!」 「この場合の接続は黄色のケーブルは2個共通で青色のケーブルがそれぞれどちらかに接続、ということになります。」 「それはなんだかものすごく得したみたいで嬉しいです^^;」 「最後にこの穴は何ですか?」 【ライトマストの取り付け】 「これはですねー」 「これこれ、メルクリンの品番74997ライトマストっていいまして、アンカプラーのスイッチを押す度にマストの先がピカッと光るんです。」 「接続はめちゃくちゃ簡単、差し込むだけです。」 「モバイルステーションのアンカプラートラックで設定したスイッチを押すと・・・」 「アンカプラートラックが上がる度に光るでしょ!」 「只今切り離し中ってとこですね?面白いなあ。」 「それに切り離しがとっても楽になりましたよ!」
木のおもちゃ・木製玩具・童具館,ネフ社の積み木・ドールハウス・鉄道模型メルクリン|Copyright © 2002- Galiton. All rights reserved.