木のおもちゃ がりとん > がりとんの特集記事一覧 > バケツ命・・・
バケツかセットか?むむむ・・・ 私はもともとバケツ派でした。 バケツ一筋。バケツ命。セットものなんて邪道。 一から考えてこそレゴ。 そう思っていました。 ? このバケツとはレゴの基本的なセットのことです。 ちなみにバケツじゃないほうのセットとはそのセットの箱に描かれた飛行機や車、建物など、 いろいろなものが設計図付きで組み立てられるセットのことです。 バケツの中には基本的な使いやすいパーツがそこそこ入っていて、 このバケツ一箱でこどもから大人までそこそこ楽しませてくれます。 何かを作ろうとしてこんなことはなかったでしょうか。 『このパーツが足りない。』 『この色が足りない。』 そんなときついついバケツを2個3個とまとめて買ってしまうのです。 気がついたときには部屋にはレゴがあふれ・・・ でもそれほどこのバケツは使い勝手が良かったのです。 あれこれ悩んで挫折して、でもあるときハッと気付き、また作りはじめる。 たとえ時間がかかっても、思ったように完成した時はやはり感動の一言、《作品》を眺め満足なのです。 が、しかし! 設計図付きのセットたち、これを一度作ることができれば飛行機だったら翼の付け方、作り方、 車だったらボディーのカーブの作り方、建物だったら屋根の勾配の作り方、考え方、壁の作り方、などなど、 基本となることが沢山詰まっているのです。 私は子供の頃ゼロからこつこつ考えました。 これはこれで時間はかかりましたがそれなりに満足しています。 でも試行錯誤の時間をセットの設計図で学び、これを元に応用をすれば、また使いこなせれば、 オリジナルの何かを作ろうとしたときも簡単にできることに気がつきました。 子供ならなおさらです。 こつこつ自分で考えるのは大変良いことです。 でもそのこつこつが不得意な人もいます。 別にそれが問題という訳ではありません。 作れないからもうやめた、ということが起きる前に、自分でできたという楽しさや感動を先に与えることも大事なのです。 コツコツ築いた経験と基礎を得る為に費やした時間を少しだけ設計図に教えてもらうことで短縮し、 その時間を今後の更なる発展、想像と創造に使えば、もっと素敵なものができるような気がします。 だからセットもお薦めします。 ただし条件が一つ。 設計図通り作ったからおしまい、はだめですよ。 設計図通りの完成から製作過程に体験した組立て方を基本と考え、それを吸収し更に進化、発展させてください。 そうすればすごーく楽しく深く深く遊ぶことができると思うのです。
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