LEGOを扱う訳
発見できることが多く、得られるものが多いほど優秀な《遊び道具》であり《遊び》と考えます。
更にその遊びは自発的にできて楽しくなくてはいけません。
世界中には優秀な遊び道具がたくさんあり、当店ではそれらをたくさん扱っています。
ヨーロッパの木のおもちゃ、日本の木のおもちゃ、積み木、ベーゴマ、投げゴマ、ジャグリングの道具、
クレヨン、ぬいぐるみ・・・と様々です。








もちろん素材を限定しなければプラスチックのおもちゃにも優秀なものがたくさんあるかと思います。
当店ではその中の一つで私自身とても大好きなLEGO(レゴ)を取り扱っています。
『木のおもちゃをたくさん取り扱っているのに何故?』
と思われるお客様も多いかと思いますが、理由は簡単、
文頭でも記しましたように優秀な《遊び道具》だからです。
様々なことが経験でき、学ぶことができ、得られるものが大きいのです。更に、楽しい。
そしてなによりも
私が好きなのです。
時々レゴと積み木についてどちらが良いか、などの問い合わせをいただきます。

or
結論から申し上げますと、
『比べようがない』
のです。
積み木と大きさの違いこそあれ、レゴも同じように基本の形は何の変哲もない直方体状のただのパーツです。
これを縦横につなげて、立体の作品を作り出すことが可能です。
まずはざっと物理的な違いを挙げてみます。
・レゴはパチパチとつながるので崩れない。
・積み木は崩れる。
・レゴは決まった場所しかつながらない。
・積み木はどこでも任意の場所に置くことができる。
・レゴのパーツは小さい。
・積み木のパーツは大きい。
・レゴのパーツは積み木に比べ種類が豊富。
・レゴの色は積み木に比べ種類が豊富。
・ レゴは外すのが大変で指先が細かく動き、力が入らなければならないので小さい子供では元のただのパーツに戻しにくい。
・積み木は小さい子供でも片付けやすい。
などなど。
挙げだすと切りなく出てくるのですが、
レゴは
・パチパチとつながることから重力に反した造形も可能である。
・積み木に比べパーツが細かくその形やバリエーションが豊富、更に色数も多いことから、
同じ体積の作品で比べるとより具体的なものを作ることができる。
と考えられます。
このことを単純に理解すると、
『積み木よりレゴのほうが上。』
と考えることもできるかもしれませんが、
積み木には人がまず先に学ばなければいけないことが沢山詰まっています。
積み木で遊び、地球上で得られるいろいろな法則、秩序を発見し、更に想像と創造を養った上で、
積み木ではどうしてもかなえられないものを作りたくなったとき、レゴがその力を発揮してくれるように思います。
ですので
『どちらも遊んだことは無いけれどlegoと積み木どっち?』
と聞かれたら
『最初は積み木から。』
って答えています。
私の子供はレゴを使い、それで楽しむようになった今でも積み木遊びを楽しんでいます。
『レゴでは積み木と同じ時間遊んでも小さなものしかできないもん。』
『この遊びはレゴの方が遊びやすい。』
『これは積み木の方が楽しい。』
その時考えた遊びの内容によって遊びの手段である材料をレゴか積み木かを
これまで遊んできた経験や知識をもとに判断してるのでしょう。
遊んでいる様子を見ていると楽しむ《ところ》が違っているのです。
積み木とレゴ、それぞれの特性を使う人が自分で自分なりに解釈し発見し、その特徴を生かして遊んでいるのです。
こどもを見ているとやはりこう思います。
積み木とレゴは別物。
すべての良さを簡単には説明できないけれど、積み木も楽しく、レゴもまた楽しい。
レゴの楽しさ、良さは少しずつお話ししたいと思います。