しっかりタイプとくたくたタイプ
ケーセン社のぬいぐるみには2種類のタイプが存在します。
ひとつはしっかりと中身の繊維を詰めている《しっかりタイプ》で、
もうひとつは中身の繊維をふわっと入れ、更にペレットと呼ばれる樹脂製(一部商品に金属のビーズの場合もあります)の小さなビーズを入れる《くたくたタイプ》です。
青い袋の中にペレットを入れ、ペレットが偏らないような工夫が施されています。
基本的にケーセン社ではしっかり詰めてどっしりと且つ丈夫、でも硬すぎず抱き心地の良い、というような素敵な理念を実現させたぬいぐるみを作っていますが、時には制作しようとするコンセプトにより動物の姿勢や印象からしっかりと中身を詰め込むのではなく、柔らかいほうが実物に近づけると判断した時《くたくたタイプ》を作るそうです。
《しっかりタイプ》はどっしりとそのポーズが崩れることなく鑑賞することができます。また《しっかりタイプ》は商品写真以外のポーズをとらせることはできません。
《くたくたタイプ》は中身にペレットと呼ばれる樹脂粒(一部商品に金属粒も有)も入っているので、日本のお手玉のようなさわり心地があります。
また、しなやかにポーズを取らせられるような型紙作りをしたことにより、体にしっとりとよりそうようなしなやかさを作り出すことができています。
ただし、生地が自在に伸び縮みするという訳ではありませんのでまったく異なるポーズをとらせることはできません。
では《しっかりタイプ》と《くたくたタイプ》の基本的な見分け方ですが・・・
《くたくたタイプ》は名前に【くたくた】【ソフト】【ねそべり】という言葉があるものや【限定】のものに多く見られますので、商品名からある程度の判断ができそうです。
中には例外もあり、
【犬スピッツ伏せ】や【ホッキョクオオカミの子伏せ】【パグ伏せ】【チーター】【フェネックギツネ】【ハイエナ】【きつねの子伏せ】【オランウータン】【シマリス】【もぐら立ち】【モグラ伏せ】・・・なども《くたくたタイプ》に当ります。
逆に【限定】のものでも【コアリクイ】はしっかりとしたタイプで仕上げてあります。
『《くたくたタイプ》と《しっかりタイプ》はどちらのぬいぐるみがよいですか?』
というお問い合わせもいただきますが、メーカーがぬいぐるみを制作する際のコンセプトとして今回の動物にはこのタイプのほうが似合うと判断してできたものですし、どちらのタイプもしっかりとした縫製ですので、好みの差はあるとは思いますが末永くご愛用していただけると思います。
ただ、ぬいぐるみの使用目的が『抱っこしたい!』という理由の場合には《くたくたタイプ》のほうが体に寄り添ってくるような感じがしますし、【限定】のクマのシリーズは赤ちゃんを抱き上げるような印象すら私は感じましたので、抱っこするのには《くたくたタイプ》のぬいぐるみのほうがしっくりくるかと思います。
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